あまりに突然で・・・


 明るい話しじゃないですし、V6とは全く関係ない話です・・・。


 今日は四半期の評価面接があり、15時からの面接が終わってデスクに戻り、
 ほどなくすると、珍しく旦那からの電話。
 何だろうと思ってとると、我が家のMダックス凛来(りく)の具合が悪いと言う。
 ぐったりしている・・・との事で、どうも旦那の口調からすると
 かなり悪いらしい・・・。
 もうその時点で私は大パニックになり、急いでパソコンを閉じると
 あたふたと帰り仕度をし、走ってロッカーまで行き着替えると、
 これまた走ってとにかく走って駐車場まで行き、車に乗って家へ向かいました。


 家に着くと・・・
 普段だったら、フガフガと御喋りする凛来がグッタリと横たわってました。
 それでも私の顔を見るとほんの少しふぅ〜んと鳴きました。
 急いで抱っこして慌てて病院へ。
 メチャクチャ混んでいて1時間近く待たされ、やっと診て貰いましたが
 すぐには何が原因かわからず、エコーを取ったり、血液検査をしたり・・・。
 最後にレントゲンを取って原因がわかりました。
 何と、首の骨が外れているとの事。
 普通は事故などでなるそうなので、原因は全くもって不明。
 今の状態だと、首を急激に動かしただけでも死んでしまうとの事。


 目の前・・・真っ暗でした・・・。


 治療方法としては、今のままでは無理なので少し様子を見て、
 ICUに一晩入れて、明日の昼頃手術。
 但し、麻酔中に死ぬ可能性もあるし、もちろん手術中に死ぬ可能性も。
 かなり厳しい手術です。


 もう1つは、痛み止めや神経を落ち着かせる注射を打ち、
 なるべく動かさない様にして家に連れて帰る。
 そして、また明日手術の為に連れて行く。


 悩みました。
 このまま預けていてICUで一人で死なせるのは可哀相・・・。
 手術だって、成功率はかなり低い。
 手術前の麻酔で死ぬかも知れない・・・。
 どうせ死ぬなら家に連れて帰って私の手の中で死なせてやりたい・・・。
 でも、少しでも助かる望みがあるのなら、命を奪うわけには行かない・・・。
 頭の中を色々な考えがぐるぐるぐるぐる回っていました。
 

 悩みました。考えました。なかなか決断出来ませんでした。
 

 でも・・・
 凛来はまだ生きていて、お母さん助けて!って私に目で訴えるんです。
 お母さん苦しいよって。僕頑張るから助けてよ!って。
 

 かなりの時間をかけて・・・
 やっと決断しました。もう先生に任せようと。
 この手の手術の経験が豊富な先生の所に通っていたのも運命なんだと。
 ほんの少しでも助かる可能性があるのなら精一杯の事をやってもらおうと。
 そして、家に連れて帰ると言う事が今の凛来にとっては
 身体的にかなり辛い選択なんだと言う事にも気付いたので
 とにかく先生にお願いする事にして預けて帰って来ました。


 言霊を信じて・・・
 凛来はまだ今も頑張っています。そして、明日の手術も成功するハズ。
 きっと元気な体になって帰って来る。もう一度我が家に帰って来る。
 私はそれを信じて待つ事にします。 
 凛来が頑張っているのだから、私も頑張ります。頑張ろうと思います。