セフトン病・・・

 何だか・・・
 こんなにインパクトがあるとは思ってもみませんでした。
 まだまだセフトン病にかかっております。
 そのせいか、CDの封すら開けていないって言うか・・・。
 この感覚は・・・進海丸を見た時と似ています。
 登場人物それぞれがとっても個性的で、でも、秘密めいていて
 その人となりは、見ている人の想像力に任せると言うか
 何ひとつハッキリとした事はない・・・みたいな・・・。
 
 そして・・・
 進海丸の時もそうでしたが、舞台上にいるのは、三宅健ではなく
 セフトンでした。
 正直、今回はあまりに神がかり的な席だったので
 健ちゃんを健ちゃんとして見てしまって、お話の内容を把握出来る自信は
 全くもってありませんでした。
 むしろ、そんな席で見られる事なんて、そうそうありませんから
 今回はそう言う楽しみ方をしたいな・・・とも思っていました。

 ところが・・・
 実際に舞台が始まって見ると、タバコを吸う仕草や姿も
 すっごくカッコ良かったのですが、それは、健ちゃんではなく
 セフトンとして素敵なんです。
 舞台中央でお話は進んでいるんですけれど、端っこにいるセフトンから
 目が離せなくなる。
 その目には憎悪や諦め等色々な感情が表されている。
 こんな事を言って良いのかわからないけれど、そんな隅っこにいる
 セフトンの顔を見ていると、舞台中央で行われているお芝居を見なくても
 状況がわかるんですよ。
 それ位、三宅健と言う人のお芝居に対する情熱と演技力の高さに
 ググーっと心を鷲づかみにされた・・・そんな感じでした。

 次回も楽しみです。